大河ドラマ『真田丸』好きにお勧めな小説📕✨(後編)
最近、僕がちょっとハマってるガチャガチャがありまして…
それが、こちらの「戦国合戦絵巻ー足軽の章ー」
1回200円で回せて、しかも被っても軍団が作れるので集めがいがあります!(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
さて、今回紹介するのはこちら!
火坂雅志著『真田三代(下)』(文春文庫)
前回紹介した、真田三代の完結編です。
(※上巻のレビューはこちら👇
大河ドラマ『真田丸』好きにお勧めな小説📕✨ - 書店員まっさんの読書備忘録📚✍)
「あ、これはやっぱ大河ドラマ『真田丸』が好きな僕には堪らん作品(º∀º)」
そう感じました。
読んでると、真田幸村は堺雅人さん、真田昌幸は草刈正雄さん、真田信幸は大泉洋さんetc.....
それぞれ、真田丸のキャストが脳裏に浮かびました(←影響され過ぎではw)。
上巻は主に、真田昌幸の父幸隆にスポットを当ててましたが、下巻は、昌幸とその次男である真田幸村が主要な人物。
本能寺の変で信長が倒れて、東国が激動の時代を迎える、天正壬午の乱からスタートします。
武田家滅亡後、織田、北条、徳川、上杉、そして豊臣と、次々と主君を変えていく昌幸。
弱小勢力でありながら、そうやって強かに生き残っていく昌幸は、まさしく「表裏比興の者」と呼ぶにふさわしい、あっぱれな策略家だと思いました!
でも、ただの策略家なだけではないのが昌幸の魅力。
真田家は、形こそ大名家に臣従すれど、それはあくまで生き残るための手段であり、真田家は決してどこの勢力にも屈しない。父幸隆から受け継いだ誇りを決して忘れない昌幸に、ぶれない武将としての器量を感じました!(*’ω’ノノ゙☆パチパチ
あと、昌幸が二度にわたって徳川軍を退けた「上田合戦」は、この物語の醍醐味の1つと言えるでしょう!
彼が、いかに少ない軍勢で徳川の大軍と戦い勝利したのか、ぜひ、皆さんの目で味わってみてください!!ほんと興奮します(*゚∀゚)
そして、僕が推し武将NO.1に挙げる真田幸村。
彼は、真田家が上杉景勝に臣従した証として、上杉家に人質として送られます。
当初は、上杉家の戦い方を見て盗むつもりで、越後(新潟県)へ向かった幸村。
しかし、おそらくこの小説のキーパーソンの1人である、上杉家の執政直江兼続との出会いが、幸村の人生を大きく左右することになるのです。
上杉家の、そして兼続の義を重んじる家風に惹き付けられた幸村。
父昌幸は、上杉家の「義」を信じようとはしませんが、幸村は次第に己の「義」を貫かんと考えるようになります。
やがて、時代は豊臣から徳川へ移り変わり、関ヶ原の戦いで、西軍側について敗れた昌幸と幸村は、死罪は免れたものの、九度山に配流となります。
九度山で穏やかに過ごす中、病に臥した昌幸。
そして最期に、来たる徳川と豊臣の全面戦争に備え、昌幸は息子幸村に秘策を授けます。
そこへ、大坂城の主豊臣秀頼から幸村にぜひ豊臣側として戦って欲しいという催促が。
「このまま、ここで埋もれてしまうより、自分を宛にしてくれた秀頼君に一矢報いん!」
と、幸村は大坂城に入城します。
そして、冬の陣では真田丸を築いて徳川の先鋒を叩きのめし、夏の陣では徳川家康の本陣まで攻めかかるなど、獅子奮迅の活躍を見せ、後に
「真田日ノ本一の兵なり」
と呼ばれるようになるのです。
幸村の、利より己の誇りを重んじて、最期に一華咲かせようとするその生き様は、悲運でありながらもかっこいい!!
読んでいて、そう感じざるを得ませんでした(T^T)
史実では幸村の活躍はほとんど記録に残っておらず、上田合戦と大坂の陣ぐらいですが、特に、後者の活躍があるからこそ、幸村は今も人気が高いのかな〜と改めて感じました。
あ、もちろん忘れてはならないのが、幸村の兄真田信幸(後に、幸の字を捨てて真田信之と名乗ります)。
父昌幸と、弟幸村の活躍で隠れがちですが、
実は、一番の苦労人は信幸お兄ちゃんじゃないかな??と思いました。(✘д✘๑;) ³₃
祖父幸隆、父昌幸が必死に遺してきた真田の家を残さなければならない。
弟幸村のように自由には生きられない。
家康こそ、天下万民の、公のために政を為せる人物であると考える信幸。
律儀に徳川家に仕え、見事、信州松代藩として真田家を存続させた信幸ですが、そこにはずっと、嫡男としての苦悩があったのかなぁ…
そう感じました。
真面目な信幸と、父昌幸、弟幸村との真田家の絆もぜひご覧下さい!!
あと、他にも豊臣秀吉、石田三成、大谷吉継、小野お通、後藤又兵衛、毛利勝永、長宗我部盛親、明石全登etc.....、
幸村と関わる数多くの魅力的な人物も出てくるので、
真田家の波乱に満ちた物語が気になる方は、上下とぜひ楽しんでください( ^ω^ )♬♬
本当はもっと語りたいことがあるのですが、この辺りで辞めておきます…笑
最後まで読んでいただきありがとうございます!m(_ _)m
ーENDー